7/2放送のクローズアップ現代(NHK)より
今春、厚生労働省は驚くべき調査結果を発表した。国内の2800万人が腰痛に苦しんでいることが、全国調査で判明したのである。しかもその8割が原因不明であることも明らかになった。
こうした中、日本整形外科学会など関係学会はこれまでの腰痛治療の常識を覆す「治療ガイドライン」を発表した。これまで痛みの緩和のためには「まず安静に」と言われていたが、発症から72時間未満であっても「運動」を推奨。さらに多くの腰痛の原因は「心理的・社会的ストレス」だとし、日常生活の改善こそが腰痛予防につながるとされたのである。
今、腰痛治療の現場は、心療内科医とチームを組んだ体制が作られるなど、大きく変わろうしている。人々の社会生活を大きく損なさせる腰痛をなくしていくことは出来るのか。番組では、著名人の腰痛体験や治療の最前線のルポを通して、“国民病”の現在と未来を描き出す。
去年の秋発表された「腰痛治療ガイドライン」でこれまで腰痛治療の常識を覆す事実が次々に明らかになりました。
たとえば、
・腰が痛むとき、安静にすることが勧められるが、むしろ可能な限り動く方がいい。
・背骨を固定する手術は、ほかの治療法とあまり差がないため、手術は慎重に。
などです。
これまでの常識だと思っていた治療が実は“非常識”だった
と日本腰痛学会の事務局長はいいます。
また、最新の脳の研究から、腰痛のメカニズムを解き明かした結果、これまで原因がわからなかった腰痛の少なくとも3分の1が、心理社会的要因で惹き起こされていたというのです。
つまり、ストレスが大きな要因になっているというのです。
一方、アメリカでは、労働者が腰痛を患うことによる損失は74億ドルにも及ぶとし、腰痛による”社会的損失”つまり、社会や国の問題として捉えるようになったといいます。腰痛リハビリセンターを建設し、労働者の職場復帰を促す集中プログラムを実施しているといいます。
もはや国民病ともいえる腰痛は、いわば現代社会の映し鏡のようにも思えます。・・・・・
ご覧になられていない方はこちらで放送内容がテキストでご覧になれます。
何度も書いてますが、
アメリカのガイドラインが1994年(当ブログで紹介済み)、
ヨーロッパ14か国(オーストリア、ベルギー、デンマーク、フィンランド、フランス、ドイツ、イスラエルイタリア、オランダ、ノルウェー、スペイン、スウェーデン、スイス、イギリス)の専門家が参加し、作成したヨーロッパガイドラインが2004年・・・(ヨーロッパガイドラインはこちら腰痛白書 )
日本は・・・
もっともっとこのような番組を通じて、正しい情報を世間に知らしめて欲しい。
ところで、
ストレスについて、最近になって言い始めてますが、カイロでは100年前から、
カイロプラクティックの創始者 DDパーマーが
物理的ストレス
化学的ストレス (薬物、添加物、環境汚染など)
精神的ストレス
これら3つのストレスが神経の働きに異常を生じさせる原因であると言っています。
もっとも、カイロを名乗っていながら、
ズレや歪みが原因です。
神経を圧迫して・・・
などとのたまわっているところもあるから・・・
もう一度言います。
骨の変形、歪み、軟骨異常など
構造的な異常は痛みの原因ではありません!
歪みやズレで神経が圧迫されることはありません!
神経を圧迫して痛みや痺れが生じることは、生理学上ありえません!
結果に過ぎない背骨や骨盤のズレや歪みを正すのがカイロプラクティックではありません!
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