…それは,専門家の皆様方の中には少なくともその一部…少なくともその一部でございますが,もちろん全てではございませんが,極めて重大な虚言(そらごと)が含まれていることがあると,いうことであります。
多くの先生方,国民の皆様方,そんなバカなと、いうふうにお感じかもしれません。しかし、世の中、嘘話が罷り通るという事は何も珍しいことではございません。
例えば,資料の2ページ目をご覧ください.今から700年も前、鎌倉時代の吉田兼好の徒然草の一節でございます。
世に語り伝ふること まことはあいなきにや
多くや皆虚(そら)事なり
…これはつまり、世間で言われていることはほとんど嘘話だと、いう事でございます。でさらに、
いひたきままに語りなして 筆にも書きとどめぬれば
やがてまた定まりぬ
つまり学会やテレビ等で好き勝手なことを言って、そのうち筆にも書きとどめぬれば、即ち教科書とかペーパーになってしまえば、どんな嘘話でも正しい物とされ、あげくに政策や法律にまで定まってしまうという、恐ろしいお話でございます。
えーこれは今より日本人がずっとずっと立派であったであろう、大昔の話でございますから、今はそうであっても何も不思議ではないと、いう事はご理解頂けるかと思います。
(藤井聡内閣官房参与の演説から)
筋骨格系の痛みについてもまさに上記のようなことがいえますね。
昨年暮れに腰痛に対してストレスが大いに関係していて、レントゲンは必ずしも必用でないという発表がありました。
今まで、すべり症、椎間板症、分離症といっていた診断は無意味なのです。
椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症もまさに「そらごと」ではないでしょうか。
神経を圧迫すると痛みが生じるというような生理学はありません。
疫学調査でも健常人の中にヘルニアや脊柱管狭窄がしばしばみられる。
手術をしてもよくならないことが多い。手術をしなくても治ることがある。・・・・・
と加茂整形外科の加茂先生がブログで解説されている。
詳しくはぜひこちらをご覧ください。心療整形外科
で、ここではカイロプラクティック編
カイロプラクティックについてもまさに上記のようなことが言えますね。
エッセンシャルカイロプラクティック哲学
著 Dr Virgil V.Strang
(パーマー・カイロプラクティク大学学長)
訳 増田 裕D.C.
発行 科学新聞社1997年6月発行
から引用いたします。これについてはすでに他の有名な先生がご自身のホームページで引用されております。二番煎じ三番煎じではありますが、一人でも多くの方に正しい情報を、このブログに立ち寄って戴いた方にもお伝えすべく、引用する次第です。
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1つだけ強調しておかねばならない。
カイロプラクティックのサブラクセーションでは神経が挟まれることはない。
つまり、椎体のズレのために椎間孔が狭くなったり閉じたりして、神経が(「骨と骨との間で)」挟まれる事はない、のである。
しかし、この「挟まれた神経」という考え方がメディカルドクターによって、カイロプラクティックのサブラクセイションの事実上の定義として示されることがままある。
いったん暗唱すると、この定義は直ちに馬鹿らしくなる。
悲しいことだが、カイロプラクターですら、この単純で誤った定義を反復している場合があることも注視しなければならない。
A.E.ホームウッド、『椎骨サブラクセイションの神経動態学』の著者は次のように説明している。
時折だが、脊髄神経幹に直接神経圧迫がかかる場合があるにはある。
しかし、これはカイロプラクティックのサブラクセイションの例ではない。
むしろ、それは重篤な局部の病理や外傷の例である。
ー中略ー
この手の症状学を知りたければ、整形外科の手頃な標準的教科書を参照すればよい。
病理と外傷による直接の神経圧迫の症状の様子とカイロプラクティックのサブラクセイションの間にどのような類似点があろうとも、それは全くの偶然の一致にすぎないと確信した方がよい。
D.D.パーマーは75年前に次のように書いている。脊髄は脊柱管内を自由に動き、脊髄神経は椎間孔から出る十分な空間があると考えると、正常な動きでは脊髄も脊髄神経も圧迫されないと言えよう。
ホームウッドは合わせて、カイロプラクティックのサブラクセイションは過少の神経供給ではなく、過剰な神経供給を生じる場合が極めて多い、という重要な指摘もしている。
D.D.パーマーは同様に「過剰な」神経刺激が過少の神経刺激よりも患者の問題となる場合が多いことを忘れないようにカイロプラクターに注意を促している。
しかし、D.D.パーマーが神経供給の減退の可能性を見過ごしているわけではない(「・・・過剰もしくは十分でないエネルギーは病気である」)。
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いかがですか?遥か昔から、カイロプラクティックでは
背骨のズレや歪みで神経は圧迫されないと言っています。
また、米国ナショナル・カイロ大学で行われた実験があります。実験は犬を使った動物実験です。最終的には脊椎が脱臼するまで動かしましたが、神経の伝達速度には変化がなかったと結果がでました。
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サブラクセイションは結果である。
カイロプラクターはこの事実を忘れる事がある。
D.D.パーマーの著作に
「毒も同じように作用して神経と筋肉を収縮させるので、骨のズレを引き起こす」 と書いてある。
D.D.はサブラクセイションの原因を外傷に求めるのはもっとやさしいし、その原因を暗示にまで求めることができる、とも言っている。
サブラクセイションは結果であるので、サブラクセイションの除去だけでなく、その予防もカイロプラクターの義務である。
サブラクセイションが起こるのを防ぐためにはまず、サブラクセイションが頻繁に起こる様子を理解しなければならない。
以下、D.D.パーマーの「暗示」が直接的にも間接的にも毎日何千というサブラクセイションを生み出していることを論ずる。
身体の働きは「エネルギー均衡の等式」とも言える関係に基づいている。
すなわち、エネルギーは発生すると、どのみち全て消費されてしまうのである。話す、歩く、考える、食べる、眠る、泳ぐ。これらの活動でエネルギーが消費される。適切なエネルギー量を生産して諸活動に充てる限り問題はない。
ある特定の状態にとって過剰なエネルギーが産出されると問題が起こる。
極端な例をあげると、交通事故を目撃した人の動脈にアドレナリンが通過し、数分後に震えがくる。
アドレナリンは車を持ち上げたり、ガタガタのドアをこじ開けたりする時のように、身体に解放されなければならない。
つまり、未使用の筋肉が働いて過剰なエネルギーを震えに解消しているのである。
大半とはいかないまでも、多くの人が絶えず低水準の「神経エネルギー」を産出しているが、それは珍しいことではない。
爪を噛む、爪先で床をたたく、指でテーブルをコツコツ叩く、こぶしを握る、顎に力を入れる、それにこれこが大切だが、脊椎両側の筋肉が緊張する。実際、数百万の人々が無意識に脊椎の筋肉を絶えず緊張させている。
このため、これらの人たちは適切な量を超えたエネルギーを発生させているのだ。
中枢神経系は、この過剰なエネルギーを効率的に脳や脊髄に最も近い筋肉、例えば咬合の筋肉、後頭下と脊椎近傍の筋肉へ流す。
体軸の筋肉の過緊張はズレやサブラクセイションを生む。
しかも、追加的、継続的な神経の流れは様々な脊髄の髄節を促通させ、これらの髄節と神経的に関連したその他の組織、器官の機能を亢進させがちである。
いやしくもカイロプラクターなら、生涯をサブラクセイション除去に捧げるだけでなく、患者自らがサブラクセイションの原因に立ち向かうように指導すべきである。
それこそが我々の素晴らしい挑戦である。
ドクターとは本来「教える」資格を持つ人の意味である。
全てのカイロプラクターには教える責任がある。
ー中略ー
何を教えるべきだろうか?すべての人が理解すべき至高の健康ケアの考え方はこれだ。
すなわち、意識的にも無意識的にも精神が障害を起こすときには必ず身体に酷い結果が現れる、ということだ。
感情の起伏が激しいと、やがて生理学上の重篤な結果が生じる。
カイロプラクターにとって心底狼狽した人の脊椎を矯正しようとする仕事ほど辛いものはない。 サブラクセイションは矯正しても矯正しても戻ってしまう。
意識的あるいは無意識的な心の葛藤を伴う神経エネルギーは、平滑筋と横紋筋を緊張させ、ひいては生理学的な機能障害を誘発するだけでなく、筋肉の緊張で生じたサブラクセイションによって機能障害を不変なものにする。
以下略
カイロプラクティックの施術は、異常な神経のはたらきを回復させることにあります。
本来備わっている自己治癒力をアップさせて、自分の力で病気を治癒に向かわせることが目的です。
カイロプラクティックの創始者 DDパーマーは
物理的ストレス
化学的ストレス (薬物、添加物、環境汚染など)
精神的ストレス
これら3つのストレスが神経の働きに異常を生じさせる原因であると言いました。
神経の働きに異常があれば、身体を支えている筋肉のバランスが崩れて、結果、身体にゆがみが生じます。
カイロプラクティックの原理原則は神経系の働きを正常に戻すための施術法だといえるでしょう。
しかし、いつの間にか、背骨や骨盤におこなう施術方法のみが一人歩きしてしまって、カイロプラクティックに対して誤った認識がされるようになってしまいました。
歪みやズレが原因・・・?神経を圧迫して・・・??
歪みやズレを直す??
小顔矯正…?骨盤ダイエット・・・?
骨盤矯正で小尻・・・?猫背矯正・・・?
本当のカイロプラクターは、ズレている、歪んでいるなどど、闇雲に矯正することはありません。
健康回復に何が最善の方法なのか、を理解しています。
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